昭和のメイドインジャパン

“日本の技術力“ この言葉に今どれくらいの人が自信を持てているでしょうか。
世界をリードする存在であった日本も、ものづくりという分野でその地位を維持できているとは言いがたい状態です。
かつての日本では高度経済成長期に自動車、化学、電機などさまざまな分野で飛躍的な成長を遂げました。
その中で日本の武器となるような技術を確立し、メイドインジャパンの価値は大きく向上しましています。
今でも海外旅行に行くと日本の車が多く走っていることに気がつくと思います。日本の技術力、世界においての価値に自信や誇りを持てることは喜ばしいですが、果たして今もこれからもこの状態は変わらないのでしょうか?
現在の日本

日本の勢いが失われつつあるのは数字を見ても明らかです。日本の実質経済成長率は高度経済成長期に10%を超え続けていたのに対し、近年ではリーマンショックなどの影響でマイナスに転じる年も出てくるほどです。
低成長を続ける間にライバルだと思っていた先進国に差をつけられていることはもちろんのこと、台頭してくる新興国にそのポジションを奪われることもあり得る状況です。
世界でのポジションだけが日本の幸せではないのは事実です。しかし自分の国に自信を持てなくなることはどこか寂しい気もします。
世界経済に割って入る中国

ところで近年中国の経済的存在感はとても大きなものです。でもこの状態、少し前の日本が持っていたイメージとは少し違うものに感じる人も多いのでしょうか?
私自身、平成初期の生まれで、身の回りの日用品にはメイドインチャイナのモノが多くありました。
そのカラクリは、中国は人件費が安いから安くモノを作れる、だから中国産のものは安い。でも品質はちょっと…こんなイメージではないですか?
でも最近の中国はどうも様子が違うように見えます。経済大国アメリカと渡り合うだけのビジネスを展開し、他国を観察して取り入れた技術で確実にそのレベルを底上げしたように見えます。少なくともここ十数年での勢いは日本が台頭できるものとは言えなくなってきています。
令和で試される日本の価値

あらゆるものがITに置き換えられた今、この分野での遅れを取り戻すことは必須だと言えます。
でもそれだけで日本のよさ、カラーは発揮できるのでしょうか。
私はそうは思っていません。日本にすでにある良さ、文化、伝統を磨き上げることでそれが世界でも認められるほどの価値になると考えています。
その中の一例として金属加工の技術があります。新潟県燕三条では江戸時代から積み上げられてきた銅やステンレスの発色技術のノウハウが詰まっています。中には世界的にも評価されるべき技術が詰め込まれたものもあります。
欧米諸国についていく形で遅れを取り戻すことも豊かに暮らすためには必要でしょう。それと同時に日本にしか出せない色を出すことが日本人としての自信や誇り、さらには世界から見た価値をも生み出してくれることに繋がるのではないでしょうか。
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