金属の起源

金属が誕生したのは地球の誕生まで遡ることになりますが、実際に人類が道具として金属を生活の役に立てるようになったのはいつ頃からなのでしょうか。
現代まで保存されている金属製品としてはエジプトの銅笏が最古のものとされているが実際にはもっと前から道具として利用されていたと考えられています。
つまり人間と金属の関係は調べ切れないほどの昔から始まっていたということになります。
日本での金属加工

日本に金属が伝来したのは弥生時代ごろと言われています。弥生時代なんて小中学校の教科書以来なかなか触れることのないくらいの昔になりますね。笑
大陸から伝わってきた文化として朝鮮半島を通じて日本に入ってきた金属器。経路からわかるように九州北部が多くの金属を保有していました。その後奈良時代ごろには徐々に東に伝播していき関東地方にも普及し、平安時代には普及の偏りも解消されていたようです。
鎌倉時代には群馬で製鉄の遺跡も発見されているのでこの頃には関東以北にも伝わったことがわかります。
北陸地方で全国的にも金属加工の有名な地域である燕三条エリアですが、本格的に技術が持ち込まれたのは江戸時代です。こう考えるとかなり長い年月をかけて大陸から日本に文化が伝わっていったように思えます。さらには現代まで残る技術が成長したのがこの場所ということを考えると文明の伝わり方が現代とはかなりの違いがあることを感じることができますね。
これからの日本の技術

日本で培ってきた金属の加工技術、これからの日本の武器となりうるのでしょうか。
IT技術の波に乗りながら成長していく世界経済の流れにのっかり、戦いを挑むのも一つの作戦かもしれません。しかしそこに今回触れた金属加工技術のような日本旧来の良さを生かすチャンスはごく僅かなようにも見えます。
自由競争、付加価値の効率的生産などアメリカを筆頭とする国と互角に肩を並べるのが難しい今、日本のよさ、ある意味「クセ」のような味を出していくのが一つの生き方なのではないかとも思われます。日本にはこのようなユニークな持ち味が多く眠っているように見えます。世界に轟かせるのは必ずしも圧倒的経済力だけではありません。岐阜の関市や新潟の燕三条のように世界の人を魅惑する刃物がウリ、そんなサムライ魂も胸を張って紹介できる日本の魅力ではないでしょうか。
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