南部鉄器とは

南部鉄器というのは岩手県で作られている鉄器の名前です。
岩手といえば東北地方に位置する県、なぜそこで作られている鉄器に南部の名前がついているのでしょうか。実は南部というのは盛岡藩の別名なのです。当時盛岡を納めていた藩主、南部の名前からこの名前がついています。
厳密には南部に位置した水沢の南部鉄器と県中央部に位置する盛岡の南部鉄器で歴史が異なるのですが、広く「南部鉄器」名前で知れ渡っているようです。
また、南部鉄器の特徴として、錆びにくいという特徴があります。鉄製のものは管理には気を遣わなければならないイメージがあるかもしれません。しかし南部鉄器は製造工程に高温で熱する作業が含まれています。それによって形成された酸化皮膜によって錆びにくいという特性があるのです。
また鉄製なので保温性はばっちりです。急須で注いだお茶がいつまでも冷めないというのは嬉しいですよね。
IHでも使える?

IH = 近代的 なイメージがある人も多いかと思いますが、実は南部鉄器はIHでも使うことができるんです。
調理器具の裏面をみて、IH対応器具特有のドット柄のような見た目になっていないと不安で使えないという人も私の周りにはいました。笑 でも実はそんなことないんです。
そもそもIHはどのような仕組みで調理器具に熱を発生させているのでしょうか。そのポイントは磁力と電気にあります。クッキングヒーター側で発生させた磁力が調理器具に電流を発生させます。その結果調理器具は発熱するというものです。南部鉄器は鉄でできており基本的にはIHに対応しているものがほとんどです。
つまり南部鉄器の急須を使えば、ポットでお湯を沸かす必要がなく洗い物が減るということにもなりますね!加熱、保温の機能性はむしろ現代に出回っているアイテムよりも上という見方もできます。物持ちという意味では丈夫さは明らかですから多少お値段がはっても意外といいお買い物なのかもしれませんね。
日本の伝統と未来を融合できる存在

日本の良さ、伝統というものはどこか時代に乗り切れていないようなイメージもあります。でもそれは工夫や捉え方次第で変えられるのではないでしょうか。おしゃれなIHつきキッチンで南部鉄器の急須でお茶を沸かす。こんな情景を1つのシンボルに日本の文化と次の時代の融合を創り出していけたなら、私たちが胸を張って美しいと言える日本の姿を未来に繋いでいけるのではないでしょうか?
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