気づいていた?身の回りの金属の中で銅が無双していたこと

工芸品

銅は何に使われている?

キャッシュレス決済が普及した都市部では、一日中現金を使わずに生活することもさほど難しくなくなってきています。お財布にも小銭を準備しておく必要もなくなり、においが手につくなんてことも珍しくなってきました。

ところであの「お金のにおい」って何のにおいなのでしょか。実はあれ、ほとんどが銅のにおいだってご存知でしたか?日本の硬貨はほとんどが銅でできているのです。

  • 1円玉 → アルミニウム
  • 5円玉 → 銅 + 亜鉛
  • 10円玉 → 銅 + 亜鉛 + スズ (青銅)
  • 50円玉 → 銅 + ニッケル
  • 100円玉 → 銅 + ニッケル
  • 500円玉 → 銅 + 亜鉛 + ニッケル

1円玉以外にはもれなく銅が使われています。

また、空を見上げれば必ず目に入る電線。これも導電性の高さから銅が用いられています。

その他にも給湯管や医療現場で使われるガス管など金属界のユーティリティプレーヤーとして大活躍しているのが銅なんです。

銅の種類

銅、と一口に言ってもかなりの種類があります。種類別に日常生活ではどんな場所で使用されているのかをまとめてみました。

純銅

純度の高い銅で、さまざまな種類の銅を生み出す原料となる。

黄銅

真鍮 (しんちゅう)という呼び名を持っている銅です。5円玉は色のとおりこの黄銅で作られています。英語ではBrass。吹奏楽のブラスバンドの語源となっており金管楽器の多くはこの黄銅がざいりょうとなっているのです。

青銅

Bronze という言葉が銅を英語にしたものだと思っている方も多いのではないでしょうか。実はBronzeは青銅を言い表す言葉で、銅は Copperと言います。

青銅は銅とスズの合金で、10円玉お寺や神社にある鐘も基本的には青銅で作られています。

白銅・洋白

これらは銅とニッケルをベースとした合金で、字のごとく白っぽい色をしています。

50円玉100円玉はこの白銅が使われています。更に白銅に亜鉛を加えたものは洋白と言われバネとして使われています。

銅の値段

メダルの順位付けからもわかるように銅は金、銀などと比べると安価なのです。

導電性を例に取れば、実際は銀のほうが導電性は高いです。しかし値段には大きな開きがあります。

相場では銅は 600~1,200円 / kg なのに対し 80,000~90,000円 / kg を推移していることが多いようです。

重さもわずかに銅の方が軽いこともあり、実用面は銅に軍配が上がりそうです。

今後も銅は使われ続けるか

利便性の面から見ると銅を圧倒するような存在が出てくることは想像しづらいかもしれません。

しかし時代の進化が銅の未来に危機をもたらしています。

経済のデジタル化やロボット化が進んでいくことによって銅の重要は伸びてゆく一方です。また昨今注目されている脱炭素の流れにより電気の需要は更に増えていきそうです。

今後は採掘量に対して需要が上回ることが予想されるため、リサイクルなどを駆使しながらなんとかやりくりしていく時代に突入していくでしょう。今はまだ日常生活が変化するほどのことはありませんが、枯渇を防ぐための法案などが可決されればビニール袋の有料化さながら私達の生活に影響を及ぼす可能性もあります。。

見えないところで普段の生活を支えてくれている銅ですが、地球の資源を大切にしていくことを考えなければならないフェーズに差し掛かっているのかもしれませんね。

LAFUGOでは日本の誇る技術力が詰め込まれた工芸品に関する口コミを多く取り扱っております。この機会に是非チェックしてみてください。

↓↓ 工芸品が気になった方は是非一度口コミを見てみてください。 ↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました